4.見えない欲

気がつかない欲

 

私たちは限りある命の生き物です。
だから、動物と同じように本能があります。
人間らしく生きていく為には生きていく為の正しい欲も必要なのです。
ここで問題にしているのは、それ以外の欲です。

手に入らない欲。
捨ててしまいたい欲。

生きる為に必ずしも必要ではない欲の多さに驚くばかりです。

 

例えば、

人並みの、平均以上の生活をしたい 
ゆとりある生活をしたい

よく耳にする言葉ですが、そこにある欲とはなんでしょうか?

安心して生きたいだけなんだ!
当たり前の事じゃないか!

そんな声が聞こえてきそうですが・・・
本当はなぜそう願うのでしょう?
そこにどんな欲があるのでしょう?

この場合、欲しがっているもの、欲の正体は
“優越感”です。

私たちが通常思っている幸せというのは、実は優越感のことだったりするのです。
だから、優越感を感じれなくなることを恐れるのです。
それは悪いことだというのではありません。

でも、優越感へのとどまることのない欲望と、
優越感を失いたくないという欲望があることを自覚している人はどれくらいいるでしょうか。

人並みの生活がしたい!

そう言われるとなるほどと思いますが

  
優越感が欲しい!!

 
そう言われると「なんて子どもっぽいんだ」と感じてしまいます。
実はその子どもっぽさを隠しているだけなのかもしれません。
時には、世間的には喜ばれる、良いことだとされていることでも、実は意識の奥深くでは思っても見ない欲が隠れているのです。
私たちは自分がどう意識しているかもよくわかっていないことが多いものなのです。

 

 

 

前:3.苦しみの正体

次:5.欲はどこから来るのか